花粉症かも?と思ったら
花粉症は多くの市販薬があり、対処法もいろいろ知られていますが、実際にはアレルギー症状ですから医療機関を受診して原因物質を検査できちんと確かめることが必要です(血液検査だけで大半のアレルゲンがわかります)。アレルギーを起こす花粉はスギやヒノキだけではありません。またハウスダウストのアレルギーも増えているため、調べておけばより適切な対処を行えます。快適に過ごすために、まずは検査をご検討下さい。
症状チェック
- くしゃみや鼻水が続けて出る。
- 透明のサラサラとした鼻水が出る。
- 鼻が詰まる。
- 目がかゆい。
- 毎年同じ時期に同じ症状が出る。
上記のような症状がある場合、花粉症の疑いがあります。
受診のポイント
症状や患者様のライフスタイルによって、適切な薬は異なります。より快適に過ごしていただくために、当院では最もつらい時の症状やお困りのことをしっかりうかがった上で、それぞれの薬の特徴をお伝えし、患者様の症状や暮らし方に合った処方を行っています。
検査方法
血中IgE抗体検査(血液検査)。
原因となるアレルゲンに対する抗体検査(血液検査)。
最近ではView-39という、1回で花粉、ほこり、食材、ゴムなど幅広いアレルゲン39種類を調べることのできる便利なセットがあります(当院で検査可能です)。
治療法
花粉症は飛散シーズン前に受診して治療を早めにスタートさせると楽に乗り切ることができます。症状が軽いうちは薬の効果が出やすく、飛散量が増えてもコントロールしやすいのです。新薬には飲み薬、点眼薬、点鼻薬があります。耳鼻咽喉科で処方できる薬剤のほとんどは当院で処方できます。
また、一般的な薬(西洋薬・新薬)だけでなく漢方薬の処方も可能ですし、場合によっては一般の新薬と漢方薬を併用するという方法も柔軟に対応できます。